電鋳とは、母型(例えば、レコード盤を作るためには、微細な模様をした製品を反転作業により、製品と同様の母材)を電気メッキで厚メッキ(3mm〜5mmの肉厚)を行い、これを母型から離型して、母型を反転した面を作り出して、金型などを作製する。
電気メッキとは、電気化学反応において、メッキする側(+:アノード)と、メッキされる側(−:カソード)間を、金属イオンを液中に、電流を流して、メッキする側(+:アノード)より、メッキされる側(−:カソード)に、析出していくものです。
(1) 電鋳では、微細(0.01〜0.1ミクロン)精度で面転写が可能です。
(2)
電着金属によって、硬度、引っ張り強度などの物理的性質、化学的性質を広範囲に変化させることが可能です。
(3)
電鋳では、木目模様、レザー模様などの天然パターンを、精度良く転写します。
(4) 電鋳とは、品物の形や大きさに左右されなく、電着することが可能です。